本日のニュース 荒川区版③ 尾久署長ら4人が警務部長の通達を無視 十数人の忘年会で“集団感染”
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尾久署長ら4人が警務部長の通達を無視 十数人の忘年会で“集団感染”

まさか警視庁の警察署長が昨年3月下旬、兵庫県警神戸西署で発生した

クラスターを知らなかったはずがない。

 警視庁は6日、尾久署(東京都荒川区)に勤務する60代の警部補が

新型コロナウイルスに感染したと発表した。同署を巡っては前日5日、

大野良治署長(60)の感染が確認されたばかりだった。

 東京都の小池百合子知事が、不要不急の外出自粛を呼び掛けていた年末

28日、大野署長は署員3人とともに地元交通安全協会のメンバーら十数人

が出席した懇親会に参加。3日には50代の女性交通課長の感染が確認されており、

参加者4人のうち3人の感染が判明した。

「2次会開催」の疑いも  警視庁では当時、5人以上の会食を控えるよう

警務部長名で通達があったが、4人は従っていなかった。

大野署長は8日付で警務部付となる。

「大野署長は来月、定年退職を迎えることになっていますが、すでに新たな

署長人事が発令されたため、警務部付のまま辞職ということになります。

署長が参加していたかどうかは不明ですが、どうやら2次会もやっていたようです。

大野署長は運転免許本部運転者教育課長などを経て、

昨年まで三宅島署長でした」(捜査事情通)

 神戸西署では昨年3月、7人の幹部が署長の歓迎会に出席し、そのうち5人の感染が判明。

その後、感染は署内に広がり、署員、職員合わせて計13人が感染するなど、

全署員の半分にあたる約140人が自宅待機を余儀なくされた。

住民らからは約700件の苦情が寄せられ、署長と副署長は交代し、厳重注意処分を受けた。

 大阪府警の警察署幹部がこう言う。

「一応、府警では1次会のみで2時間、4人までの飲み会やったらええいうことなってる

んやけど、ウチは誰も飲んでへんな。

昨年4月以降、署員とか管内の飲み会は1回もない。

正式な通達やないんやけど、署長クラス以上には『代わりはおらんやろ』いうことで、

『外で飲むな』いうお達しが出とる。

体調不良を訴えた署員が、PCR検査を受けて陰性やったとしても、2週間は自宅待機させとる。

警察署を閉鎖するわけにはいかんからな。

不特定多数の市民と接することから感染のリスクは高いんやけど、

うちの署からはまだ一人も感染者を出してへん」

 警察官がバタバタ倒れたら、一体、誰が町の治安を守るのか。

これぐらいの自覚を持ってもらわないと困る。

日刊ゲンダイデジタルより

2021年1月8日Yahoo!ニュース

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